シラバス参照

履修年度 2020 
担当教員

溝口 彰子

連番 11130023101 
曜日・時限・開講期 木曜日 2時限 前期
期間 前期 
授業形態 講義 
分野系列 <選択科目(専門)> 
学年 3年生 
単位
講義名 Lesbian/Gay Studies A 
開講キャンパス 板橋
備考 https://www.daito.ac.jp/information/open/college/numbering/list.html 
最終更新日 2020-02-10 16:00:41.428



授業の
概要
(Outline
of
course)
この授業におけるレズビアン/ゲイ・スタディーズとは、レズビアン(女性同性愛者)とゲイ(男性同性愛者)のみについて学ぶことではなく、異性愛ではない性的指向に着眼することをきっかけに、人間の性のあり方の多様性を学ぶことを指す。したがって、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)、SOGI(セクシャル・オリエンテーション、ジェンダー・アイデンティティ)、性的マイノリティなどについて学ぶ、とも言いかえられる。それぞれの定義、諸外国や国内での近年の法制度や医療面での変化などを学ぶととともに、マイノリティ当事者の声や、マスメディアでの表象もとりあげる。 
授業の
到達目標
(Attainment
targets
of Course)
性の多様性について、学生それぞれが既存の思い込みを脱し、本シラバスに記載されている用語を正しく用いて主体的に考察できるようになる。 
授業の
形態
(Course
method)
講義中心だが、随時、授業内でのワークシートやコメントシートも実施する。
また、履修人数によってはディスカッションも行う。
マスメディア記事や映像も参照する。 
授業計画
(Class
schedule)
回数 授業内容 担当教員
第1回(Day 1) イントロダクション:性の多様性とは。性的マジョリティとは  溝口彰子 
第2回(Day 2) ジェンダー:男らしさ、女らしさのステレオタイプ  溝口彰子 
第3回(Day 3) からだの性:性分化疾患(インターセックス)  溝口彰子 
第4回(Day 4) 性自認:性同一性障害から性別違和へ。トランスジェンダーとシスジェンダー  溝口彰子 
第5回(Day 5) 映画におけるトランスジェンダー表象  溝口彰子 
第6回(Day 6) 性的指向:同性愛、異性愛、その他  溝口彰子 
第7回(Day 7) メディアにおける性自認と性指向の混同問題  溝口彰子 
第8回(Day 8) 「異性愛規範」「ホモフォビア」など重要概念の整理  溝口彰子 
第9回(Day 9) 映画における同性愛表象  溝口彰子 
第10回(Day 10) 人権問題としての同性婚  溝口彰子 
第11回(Day 11) 言語構築としてのセクシュアリティ:江戸時代の世之介は「ゲイ」とは呼べない  溝口彰子 
第12回(Day 12) 応用編:性の多様性の実験室としてのBL(ボーイズラブ)  溝口彰子 
第13回(Day 13) まとめ  溝口彰子 
第14回(Day 14) 自主研究  溝口彰子 
第15回(Day 15) 自主研究  溝口彰子 
授業外の
学習
(Way of
self-study)
授業計画のテーマについて、自分が知っていることをまとめること。
また、参考資料や用語集は指定の日までに読了してくること。
授業内容を復習すること。
授業外の学習に必要な時間は1回の講義に対して4時間。 
教科書
(Textbooks)
とくになし。 
参考文献など
(Books for
reference)
小田亮『一語の辞典 性』三省堂、1996
ジュディス・バトラー『ジェンダー・トラブル:フェミニズムとアイデンティティの攪乱』1999
イヴ・コゾフスキー・セジウィック『クローゼットの認識論:セクシュアリティの20世紀』1999
石田仁著『はじめて学ぶLGBT』ナツメ社、2019
パトリック・カリフィアほか『セックス・チェンジズ トランスジェンダーの政治学』作品社、2005
野宮亜紀・針間克己ほか著『性同一性障害って何?』緑風出版、2003
セクシュアルマイノリティ教職員ネットワーク『セクシュアルマイノリティ 第2版—同性愛、性同一性障害、インターセックスの当事者が語る人間の多様な性』明石書店、2006
杉浦郁子、他編『パートナーシップ・生活と制度 増補改訂版』緑風出版、2016
溝口彰子『BL進化論 ボーイズラブが社会を動かす』太田出版、2015
溝口彰子『BL進化論〔対話篇〕ボーイズラブが生まれる場所』宙出版、2017 
成績評価の
方法・基準
(Assessment
procedures
and
Standards
for
Academic
results)
評価方法 割合 評価基準
筆記試験   50  %   授業で学んだ内容について、プリントとノートを持ち込んだ上で、適切に筆記で答えていること 
実技評価   %   なし 
レポート評価   %   なし 
平常点評価   50  %   積極的な授業参加態度(授業内ワークシート、リアクション・コメントなどをふくむ) 50% 
その他   %   なし 
履修上の
注意
(Important
notes for
applying
to
the course)
全体の三分の二以上の出席が求められます。
正当な理由なく15分以上遅刻した人は、入室できないことがあります。 
連絡先・
連絡方法
など
(Contact
information/
way to
contact)
Email: yuri2014lily@gmail.com 件名に「大東文化大学のXXです」と名前を入れてください。 
その他
(Others)
成績評価の割合の欄にはシステム上、掲載していませんが、授業内容に関連のある講演会などのイベントに参加し、その体験を授業時に簡潔に振り返り発表をした方には、ボーナス加点を与えることがあります。(ボーナス加点の対象となる関連イベントは授業中に随時、紹介します)

私は、1995年から東京・中野にあるレズビアンとバイセクシャル女性のためのコミュニティ「LOUD(ラウド)」を創設した3人のうちのひとりです。なお、1998年後半から運営にあたっているのは、現在の代表、大江千束さん、副代表、小川葉子さん、鹿賀理恵子さんです。 
画像
(image)
添付ファイル
(File)


PAGE TOP